macareers’s blog

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M&A|必要なDDの項目は?論点出しに必要な考え方

DDって何をすれば良い?

DDというと実施する事が目的になっている企業もあるのではないでしょうか。財務と税務をやって、法務に労務を見て一件落着のようなDDになってないでしょうか。

決まったパターンではなく、自社が受け入れるに値するかを確認するための行為がDDです。

自社が受け入れてもよい想定外の事(リスク)がどれだけでもいいのであれば究極DDは必要ないと思われます。

 

専門家に高い給与を支払いお決まりのDDで安心するのではなく、どのリスクを確認したいかを明確にすることが経営者として必要な意思決定になるでしょう。

 

どのような論点を確認すべきかをアドバイザーは明確にする事が望まれるでしょう。

スケジュールが迫る中で費用負担を考慮し、どれだけスムーズにM&Aを成り立たせれる論点を出しましょう。

 

▼ DDの目的

買収する企業(法人)の調査

 ・事業価値を明らかにする。

 ・リスクを洗い出し意思決定をする。

  └スキームが成り立つか

  └簿外債務がないか

  └不明な点は契約でリスク回避又はスキームにより回避(事業譲渡)

 

 

▼ DDの種類

  1. 財務
  2. 税務
  3. 法務
  4. 事業
  5. 人事・労務
  6. 不動産
  7. システム
  8. その他(IP、環境)

 

▼ 補足 DDと財務諸表監査の違い

・財務DD:意思決定に必要な情報を精査

・財務諸表監査:会計基準に則って公正かつ正確であるかを確認する行為

 

DDについては状況設定からどんなDDが必要になるかを考えておきましょう。